スリランカ個人旅行㉚羽田国際空港での悲劇
≪目次≫
羽田国際空港
シャワーを浴びて気持ち的にもさっぱりして、リラックスモードで、いざ日本へ!!
何日ぶりの日本だろうか。
爆睡していました。
悲劇
日本に着いて、『ただいま』的な気分の時に事件は起こりました。
それは、受託荷物を受け取ったその時でした。
ベルトコンベアに流れてくる自分たちのにもつを一つずつ受け取り、いったん嫁へ!
預けていた荷物3個を無事に手元に。
さあ、後は帰るだけ!!
その時でした。
嫁:キャリーバッグ壊れてる
私:えっ!!!
見てください!
キャスターの部分が凹んでます。
これは、明らかにキャリーバッグを放り投げられ、キャスターから着地したものと推測されます。
直ぐに、ANAの職員を探し呼びます。
バッグが破損していると伝えると、少し待つ様に言われ、担当の若いお兄さんが来ました。
マニュアル通りの受け答え
このお兄さんが悪いわけではないのですが、後々聞くと一年生。
受け答えがマニュアル通り一辺倒で、勘に触るのです。
普段ならあまり気にしないのですが、フライト後で疲れていたのでダメでした!
文字で書くと普通ですが、心のこもっていないロボットの様な受け答えです。
簡単にやり取りをまとめてみました。
彼:中の荷物に破損がないか開けて確認して下さい。
私:??。ここで!
彼:はい。
私:こんな所でキャリーバッグ開けて中の物を全て出せと!
彼:中の物に破損がないか確認して頂かないといけないので。
私:中には衣服(洗濯をしていない服・下着)お土産等いろいろあるけど、この多くの人達がいる所で開けるの?
彼:では、あちらに。
と、隅の方に案内しようとするので、呆れました。
私:補償は、どんな手続きになるの?
彼:修理対応になります。なのでキャリーバッグを預かることになります。
私:キャスター部分がこれだけ凹んで修理できるの?
彼:はい。綺麗に直ります。
私:絶対に修理は無理でしょ!!
彼:直ります。
私:本当に?
彼:はい。
私:キャスター部分。いわゆる角がこんなに凹んだ修理見たことあるの?
彼:ないです。
ここまでのやり取りで約20分です。
お兄さんが、時折無線を使って指示を受けていたのは分かっていたので。
私:おいおい。あなたじゃ話にならないね。その無線の人を呼んで!!と伝えると
彼:私が担当です。呼べません。
意味不明です。
なぜ?
全く信じられませんでした。素人目にも修理のレベルではないと思ったので。
私:呼べないではなく呼べと言ってるんだけど。呼べないなら、無線貸して。それで話すから。
そこまで伝えて、やっと無線で連絡を取っていました。
こちらも早く話をつけて帰りたいので、彼には申し訳ないですが、伝言ゲームに付き合ってる暇はありません。
彼の上司
彼の上司が来ました。
彼よりは年上ですが若いお姉さんです。
しかし、しっかりした方でした。
来た瞬間にお詫びされ、破損したキャリーバッグをみて、これは修理では無理(直らない)だと思います。
無線で聞いていたのと、現物の破損状況がズレていました。と、再度お詫びされます。
そして、事務所の応接に案内されることに。
関係者しか入れないエリアです。
概ねの状況は把握していたので、恐らく彼の無線の相手であったことは分かりました。
こちらも冷静になり、話をしました。
その上司が説明してくれます。
上司:修理のできない破損は、当社のカタログの中から代替え品を選んでもらうか、減価償却分を引いた現金になります。なので現金の場合、購入額と使用年数で、金額を算出します。ちなみに、購入額・使用年数はお分かりになりますか!
私:このキャリーバッグはプレゼントしてもらった物で値段は分からない。
上司:メーカーと型番で調べても宜しいですか。
と調べてもらうと、だいたい3万円位の様です。使用年数がだいたい3年。
30,000円×0.7=21,000円
だと算出されました。
同じものを用意はしてもらえないのですか?
と聞きましたが、カタログ内から選ぶか、現金か、このまま帰るか。です。
カタログ内ならどれでもいい。と言われますが、破損したキャリーバッグは嫁のです。
そして、カタログの中に気にいるものが無いようです。
容量がある上に超軽い。
それと同等のスペックのキャリーバッグが載っていないからです。
話を持ち帰る事は可能かと確認すると、大丈夫との事で、いったん持ち帰ることに。
私は、だんだんイライラしてきました。
勘に触る上司の一言
私:このままの破損したキャリーバッグでは、宅急便って、預かってくれないよね。
上司:そうですね。破損したバッグは無理だと思います。キャリーバッグの代替えを用意しますので、そちらをご利用して下さい。
代替えのキャリーバッグを持って来てくれました。
私:明らかに、サイズが違うよね。一回り小さいから入らないと思うけど( *`ω´)
上司:今、用意できるのがこのサイズしかなくて・・・。
私:で!!
上司:・・・。
私:どうしろと?
上司:代替えのキャリーバッグに入れて、入らないものを、もう一つキャリーバッグを用意するので、、、。
話を遮ります。
私:荷物が増えてどうするの?そもそも、クレジットカードの特典で、キャリーバッグを無料で宅配に頼む予定で、私と嫁でそれぞれ一つ。しかも、明日着便の受付に間に合わなくなった。明日着の宅配費用は当然みてもらえるの?
上司:宅配の費用を見ることはできません。それと、お客様の到着便は時間通りに羽田に到着しております。そこから計算しても、そもそも明日便の受付には間に合ってないです。
と、強気と言うか、冷たく言われました!!
カチンときました。
私:言っていることは、ごもっともなのかも知れませんが、言い方があるでしょ!割れ物・取扱注意のステッカーが貼ってあるキャリーバッグを破損させておいて、最初に対応したのが、たまたま1年生でしどろもどろ。修理が出来ないものを修理で綺麗になると嘘をつかれ、その上、本来なら必要としない無駄な時間を大幅に取られ。何事もなければ、そろそろ家に着いてる頃!
落とし所
この時点で、破損発見から約1時間30分。
と乗り継ぎで日本に帰ったきた私達の疲労は、確実に蓄積されてきていました。
ここまで、私の中では冷静に話を進めていたつもりですが、思わず大きな声が出てしまいました。
私:冗談じゃない。ここに荷物置いて帰るから、明日持ってきてくれ!もう帰るから。
被害者なのに加害者みたいに言われた気がして、思い切って突き放しました。
散々です。
私:せっかくの楽しい旅行が台無しだよ。航空会社として、それでいいの?ANAビイキだっただけに残念でしかたない。
もういいよ。あなたのおっしゃる通りの方法で話すすめましょ。もう何もいいません。
突き放すと歩み寄ってくるもんですね。
落とし所の話し合いに持ち込んできました。
まず、
- キャリーバッグは、そのまま宅急便で送れるように受付まで一緒に行き、こちらで破損させた旨伝え受け取ってもらえるようにします。
- 代替え品は、カタログを持ち帰ってゆっくり選んで下さい。また、現金でのお支払いを希望される場合は、こちらに電話して頂ければ大丈夫です。履歴をしっかり残しておきますので。
- 破損したキャリーバッグは、着払い伝票を渡され、ご都合の良い時に電話して下さい。
色々ありましたが、普通に考えたらコレですよね。
ここまでくるのに、どれだけ時間がかかったか(>_<)
疲労感半端ないです。
でも、実はここまでのやり取りの、2/3はイライラしたやり取り、1/3は穏やかなやり取りです。
なので、終盤は和やかに話してました。
私たちも、長旅で疲れイライラしていたところもあるので、キツイ言葉があったことを詫び、彼と彼の上司と穏やかに話していました。
話も終わり、書類を受取り、やっとの思いで帰路につくのでした。
余談
- キャリーバッグは、クレジットカードの無料特典で翌々日に届きました。ヤマトさんが、凹んでるんですけど。と不安そうに持ってこられました。事情を簡単に説明するとホッとされてました。
- クレジットカード会社に海外旅行保険がついていたので、念のため問い合わせしてみました。
結果は、空港内であれば航空会社に補償してもらうことになります。とのこと。
金額は、30,000円×0.7=21,000円から手数料が引かれることになる。
航空会社に補償してもらう方が良い。が結論でした。
- キャリーバッグは、こちらでお店を数軒回り、これならと言うキャリーバッグを見つけ購入しました。渡されていた連絡先に電話をして、選択肢はいくつかありましたが、現金書留で送ってもらいました。この時の電話対応はとても良かったです。